2009年8月 6日 (木)

VP6などを開発したOn2が1億ドルでGoogleに買収

動画圧縮コーデックなどを開発するOn2社をGoogleが買収するそうです。

INTERNET Watch:Google、動画圧縮技術のOn2を約1億ドルで買収

on2

On2社は動画圧縮コーデックVP6を開発したことで有名な企業。
VP6はFlash Playerで再生できて圧縮率が高いことからYouTubeやニコニコ動画などの動画配信サイトで多く採用されています。また昨年発表された最新コーデックVP8も今後の普及が期待されています。

Googleはこれを買収することで同社の所有するYouTubeなどのビデオ関連分野で優位に立つことを狙っているようですね。具体的にどのような形で使っていくのかはまだ分かりませんが、今後の展開が楽しみです。

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2009年7月 9日 (木)

IgRemoteの作者が可逆動画コーデックZeroCodecを開発

高速かつフリーなリモートデスクトップソフト「IgRemote」などで知られるIchiGekiさんが可逆動画圧縮コーデック「ZeroCodec」を開発されたようです。

IchiGekiさんのブログ:動画圧縮コーデック「ZeroCodec」リリース 

ZeroCodecは可逆型の動画圧縮コーデック。もともとリモートデスクトップソフトの高速化のために開発していたものを汎用化したそうで、実質7日で開発されたとか。入出力はRGB/UYVY/YUY2に対応で内部的にはRGB24bitで処理という仕様。

どれどれと簡単に試してみました。
1280*720pで8秒(192フレーム)の動画をAviUtlで書き出しています。
・ZeroCodec:6fps/135MB
・非圧縮AVI:18fps/507MB
・Huffyuv:24fps/91MB
fpsの測定値はかなり適当ですが、だいたいの傾向ということで。
ZeroCodecは遅いしあまり縮まないという少々残念な結果になっています。

さらにZeroCodecは再生してみるとなんだかノイズだらけ。再生するたびにノイズの出方が違うのでデコードでバグっているようです。
snapshot20090709181454 
これは特に酷い例ですがこんな感じ

残念ながらまだまだ開発途上で使い物にはならないという感じ。
今後の発展に期待です。

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2009年6月 8日 (月)

携帯動画変換君でウォークマンX用の動画を作ろう!

今日はエンコードのお話。
ウォークマンX(NW-X1000シリーズ)用の動画作成を行います。
X1000はレビューでも書いたように画面がとても綺麗ですから、ポータブルビデオプレーヤーとして積極的に使ってあげましょう。

今回は携帯動画変換君というソフトを使ったお手軽エンコード方法を紹介します。この方法はソース動画をドラッグ&ドロップするだけであとは自動でエンコードしてくれるのでとても簡単です。FLVやDivXなど幅広い形式の入力に標準で対応しているのでYouTubeの動画を変換したりすることもできます。

まずMobileHackerzさんから携帯動画変換君をDL、解凍します。次に設定ファイルであるTranscoding_x1000.txtをDL、ファイル名をTranscoding.iniに書き換えて携帯動画変換君(3GP_Converter.exe)と同じディレクトリに入れてください。これで準備OK。あとは3GP_Converter.exeを起動して変換したい動画を放り込めば変換してくれるはずです。

 ketaidoga2
なおMP4ファイルと同時にサムネイル用のJPGファイルを生成するので両方ウォークマンのVIDEOフォルダに入れてください。
ちなみに設定ファイルは私が書いたものです。簡単な動作テストはしてますがうまくいかなかったらゴメンナサイ。
何か分からないところがあればコメントしてくれれば分かる範囲で答えます。

[更新 6/20 17:00]
設定ファイル差し替え
2passでサムネイルを作成できない問題を修正しました。

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2009年6月 3日 (水)

CodecSys CE-10を試す。PS3エンコの価値やいかに

PS3をアクセラレータとして使うエンコーダ「CodecSys CE-10」を試します。PS3を用いたエンコードのスピードは?”プロも納得”を謳うその画質は?19,800円/年という価格に見合った価値は果たしてあるのか?といったあたりを検証したいと思います。

興味のある方は”続きを読む”をどうぞ

続きを読む "CodecSys CE-10を試す。PS3エンコの価値やいかに"

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2009年6月 2日 (火)

PS3を使って高速化するエンコーダ「CE-10」発売

4月にお伝えしたフィックスターズのAVCエンコーダ「CodecSys CE-10」が昨日6月1日に発売しました。14日間フル機能が使えるトライアル版もあります。

AV Watch:フィックスターズ、AVC高速変換ソフト「CE-10」発売
フィックスターズ:CodecSys CE-10 製品情報サイト

ce10

CodecSys CE-10(以下CE-10)はPS3をアクセラレータとして使用することで高速なH.264エンコードを行うというユニークなソフトです。
グレードはプロ向けの「CE-10 Professional」(198,000円/年)と個人ユーザー向けの「CE-10 Personal」(19,800円/年)の2種類。両者の違いはProfessionalが最大ビットレート150Mbpsで商業利用可、Personalは最大15Mbpsで商業利用不可となっています。

個人向けソフトとしては年2万円は払えなくはなくともかなりお高い値段ですね。購入検討中の方は14日間Professional版のフル機能が試せるトライアル版がありますので一度試してみるといいでしょう。
私もすでにダウンロードして評価作業に入っており、その結果は近いうちに別記事でお伝えしようと思っています。

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2009年4月17日 (金)

PS3をH.264エンコードアクセラレータ化するソフトが登場

PS3で動作するAVCエンコーダを株式会社フィックスターズが開発したそうです。今月20日からアメリカで開催のNAB Showに出展され、6月には製品版を発売するとのこと。

AV Watch:PS3を介して高速AVC変換できるPCソフトがNABに出展

PS3といえば超高性能なヘテロジニアスマルチコアCPUである「Cell B.E」を搭載しており、以前よりエンコードなどの処理に向いていると言われていました。
しかしPS3用Linuxの普及が進まなかったことなどもあって、これまで私の知る限りPS3用の動画エンコーダは一部の実験的プロジェクトがあるのみで実用的なものは存在していません。

今回フィックスターズが発表した「CodecSys CE-10」をインストールしてPCとPS3を接続するとPS3をアクセラータとして使用することが出来るようになり、H.264のエンコードを大幅に高速化することが出来るとされています。
実際にどの程度高速化するのかは分かりませんが、これは面白そうですね。

ただフィックスターズはプロフェッショナル向けのエンコーダメーカーですのでCodecSys CE-10も一般ユーザーの手の届くような価格ではないでしょうね・・・

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2009年2月16日 (月)

CUDA対応トランスコーダ「Badaboom」を試す

NVIDIA CUDA対応のトランスコードソフト『Badaboom』を試してみました。
GeForceを選んだ理由の一つでもあるGPGPUによるエンコード高速化の実遼はどんなもんでしょうか?

今回使用したBadaboomの体験版は開発元であるElemental Technologの製品情報サイトからDLできます。NVIDIAのサイトからも落とせるのですが、こちらはバージョンが古いので注意しましょう。

ddd11

これがメインのインターフェース。右のところからデバイスを選ぶとそのデバイスに最適化したプリセットでエンコードしてくれます。
中央のスライダーで画質設定をして下のSTARTを押すとエンコードが始まるという簡素で分かりやすいインターフェースですね。

 ddd22
設定で[ADVANCED]を選ぶと細かい設定ができます。出力はH.264のみ。プロファイルはBaselineとMainでHighは非対応。画質調整は可変ビットレート指定と品質基準VBRから選択。シングルパスのみで2passは出来ないみたいです。
ビットレートの選択幅は出力デバイスによって変わりますが、一番自由に設定できるCustom Media Centerでは500kbpsから25Mbpsまで選べました。
なおDVDソースではチャプター単位でエンコードもできますが、基本的にはカット編集などは出来ない仕様になっており、入力動画をそのままH.264にして出力することに重きを置いているようです。

ddd4    
エンコード中。(プレビュー画面が変なのは気にしないでください)
740*480のDVDソースですが平均80fps程度と超速い!
どれくらい速いかというとCPUエンコードの3~4倍。実時間の3分の一の時間で終わります。エンコード中のCPU使用率は40~50%ですのでなるほどGPUが大活躍しているんでしょう。このスピードは大きな魅力ですね。

さて、肝心の画質はどうでしょうか?BadaboomとTMPGEnc 4.0 XPressで同じような設定でエンコードして比較してみます。

 snapshot20090215194458  snapshot20090215194530

左のロゴが付いているのがBadaboom、右がTMPGEnc 4.0です。
[DVDアニメソース/704*396リサイズ/2.4Mbps 1pass VBR/H.264 Baseline Profile/デインタレース24fps化]
見て明らかにTMPGEncのほうが綺麗ですが、意外と(?)Badaboomも健闘している印象。輪郭線などがボケて甘い画像になるのがBadaboomの傾向ですね。
Badaboomの方は微妙に上下がクロップされて引き伸ばされているのが気になります。

エンコーダの性能をより分かりやすくするためにビットレートを500kbpsに下げて、アニメエンディングのクレジット部分で比較します。ビットレート以外の設定は上と同じ。

 snapshot20090215202141 snapshot20090215202845

TMPGEncが低ビットレートでも文字を綺麗に描けているのに対してBadaboomは酷いことになっています。前述の上下引き伸ばしの影響も出ていそうですが、これはバグですかねー?ちなみにビットレートを上げた状態でも試してみたのですがこのテロップに関してはほとんど改善しませんでした。

最後に実写HD映像のテスト結果

source snapshot20090216001833 tmp

左から順にソース映像、Badaboom、TMPGEncの結果です。
[BD MPEG2-TSソース/1920*1080/5Mbps 1pass VBR/H.264 Main Profile/デインタレース30fps]
階段や両脇の岩肌に注目すると若干ですがBadaboomのほうが質感を残しています。ただしBadaboomは左下の文字がギザギザに、TMPGEncは仏僧の足に縞が残っているということで両者に致命的なミスが。
なおこの静止画で見ると若干の違いに思えますが、動画で見ると全体的にTMPGEncはBadaboomに比べ細部のディテールが著しく潰れており、アニメソースとは逆にBadaboomが優勢という結果になりました。ただし上の画像でも見られる文字のギザギザ化は例外なく発生しており、これが改善できない限りは使い物にならないですね。

保存用動画の作成など高画質を追求する用途ではTMPGEncやx264など他のエンコーダを使ったほうが良いようですが、例えば録画したTV番組をPSP用に変換するとか、ウォークマンに入れてちょっと人に見せてあげたいというような画質よりもスピードや手軽さが重要なシーンではかなり使えそうだという印象を受けました。TMGEncは今CUDA対応を進めているようですし、今後は画質面にフォーカスしたソフトに期待したいですね。

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2008年12月19日 (金)

x264でアスペクト比(SAR)を正しく設定する方法

久しぶりにエンコード関係の自分メモ。
アスペクト比の算出方法について。

x264はSARというオプションでアスペクト比を指定します。
横:縦の形です。正しく設定しないと映像が横長になったり縦長になったりしてしまうので大事なオプションです。
しかし注意しなければいけないのはSARで指定する値≠アスペクト比ということ。16:9の映像だからといってSAR 16:9とすると失敗します。
ではどうやってSARを求めるか。
以下その公式です。

求めたいSAR指定値⇒ x:y
ソース映像の解像度⇒ W×H
映像のアスペクト比⇒ a:b
x : y = a×H : b×W

難しくはないですがついつい忘れてしまうんですよね。
以下いろいろな場面での計算例

① DVDで4:3映像の場合
ソース映像の解像度⇒ 720×480
映像のアスペクト比⇒ 4:3
x : y = 4×480 : 3×720 = 8 : 9

②DVDで16:9映像の場合
ソース映像の解像度⇒ 720×480
映像のアスペクト比⇒ 16:9
x : y = 16×480 : 9×720 = 32 : 27

③地デジ/BSデジタル放送で16:9映像の場合
ソース映像の解像度⇒ 1440×1080
映像のアスペクト比⇒ 16:9
x : y = 16×1080 : 9×1440 = 4 : 3

④ブルーレイ(フルHD)で16:9映像の場合
ソース映像の解像度⇒ 1920×1080
映像のアスペクト比⇒ 16:9
x : y = 16×1080 : 9×1920 = 1 : 1

とりあえずこれだけ知っておけば困らないでしょう。
ちなみにDVDでも720×480じゃなかったり、ブルーレイでも1440×1080だったりすることがたまにあるので要注意です。

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2008年7月31日 (木)

BDの再エンコード手順メモ(暫定版)

自分用メモ。

前回の「リッピングしたBDの活用方法その2~再エンコード編~」で暫定版として中途半端にしてしまったMPEG4-AVC収録BDの扱いについて
まだ固まっていませんが”暫定版2”としてメモ。

手順(暫定版2)
1. 映像はDGAVCDecで.dgaファイル作ってAviSynth経由でAviUtlへ
2. 音声はフォーマットに関わらずtsMuxeRで抽出
3a. AC3ならBeSweetでWAV化(BeSweet使うのは5.1ch保持のため)
3b. LPCMならバイナリエディタでヘッダ書き換え
-------------------------
00000014: FE → 01
00000015: FF → 00
-------------------------
4. AviUtl読み込み、編集
5. x264エンコード

もう少しスマートにならないかな・・・

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2008年7月30日 (水)

リッピングしたBDの活用方法その2~再エンコード編~

BDの活用方法その2
今回は編集と再エンコードについて

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